第29号
[特別寄稿]
心理学から哲学することへ
中島 徹(国士館大学名誉教授)
[公募論文]
理性のパースペクティヴィズム――ヤスパース『哲学』における<交わり>の二つの位相と空間的表象
山下 真(法政大学非常勤講師)
ヤスパースの政治哲学についての試論
今井 宏一(和歌山県庁職員)
[研究ノート]
ヤスパースの隠れた大著――『哲学することの根本命題』について
佐藤真理人(早稲田大学名誉教授)
<第三十七回大会>
[講演要旨]
技術と原子力の問題をめぐって――ハイデガー、ヤスパース、アーレントを中心に
平野 明彦(日本大学教授)
[研究発表要旨]
(1)近代における科学と技術の「飛躍」と「断層」をめぐって――ヤスパースが『歴史の起源と目標』において語っていたこと
三枝 守隆(立教大学大学院)
(2)ヤスパースによる『仏教的沈潜』の受容――『精神病理学総論第四版』から『大哲学者たち』「仏陀論」にかけての瞑想修行と意識変革
嶋田 毅寛(大正大学綜合仏教研究所研究員)
(3)可能的なものの最も広い空間――ヤスパースにおける<交わり>とその空間的表象について
山下 真(法政大学非常勤講師)
追悼
追悼 伴博先生
中山 剛史(玉川大学教授)
[会報]