第15号
巻頭言 ヤスパース哲学における良心の問題
小林 靖昌
哲学する者の<責め>
――『責めの問題』の動的解釈と連帯性の拡張――
山下 誠(法政大学大学院)
ヤスパース形而上学における挫折と超越
岡田 聡(早稲田大学大学院)
<第二十三回大会>
[公開講演要旨]
形而上学から見たヤスパースとシェリング
那須 政玄(早稲田大学教授)
[研究発表要旨]
(1) ヤスパースの倫理学について
―― 実存的交わりの射程と意義 ――
吉田 真哉(筑波大学大学院)
(2)ヤスパースにおけるニーチェの<誠実さ>について
山本 恵子(早稲田大学大学院)
(3)アーレントとヤスパース
―― action〞と゜ommunikation〞を手がかりとして
――
平野 明彦(日本大学助教授)
<第二十四回大会報告>
[公開講演要旨]
人類の文化史についての考察
―― カール・ヤスパース『歴史の機嫌と目標』から60年を経て ――
エルマー・ホーレンシュタイン(チューリッヒ工科大学教授)
翻訳 中澤 武(早稲田大学非常勤講師)
[研究発表要旨]
(1) 心理臨床場面における「限界状況と交わり」
―― ヤスパースの実存的交わりとの接点 ――
三谷 洋美(兵庫県教育委員会臨床心理士)
(2)自然科学と大学の役割
―― ヤスパースとポルトマン ――
嶋田 毅寛(大正大学総合佛教研究所)
(3)ジャンヌ・エルシュの思想
〔第六回国際ヤスパース会議報告要旨〕
林田新二/福井一光/羽入佐和子/平野明彦/原一子/深谷潤/高橋章仁/堤正史/中島徹/今井宏一/和田義浩
[エッセイ]
暗号解読としての創作
酒谷 剛史(日本ヤスパース協会会員)
[追悼]
追悼 川原栄峰先生
中島 徹(国士舘大学教授)
追悼 渡邊二郎先生
林田 新二(日本ヤスパース協会理事長)