第17号
巻頭言 哲学することの教師としてのヤスパース
佐藤 真理人(早稲田大学教授)
[公募論文]
ヤスパースにおける「交わり」と「歴史性」の相即的展開
――ヤスパース存在探求の一変調――
高橋 章仁(早稲田大学非常勤講師)
ヤスパースの聖書的展開とキリスト教
岡田 聡氏(早稲田大学助手)
<第二十六回大会>
[シンポジウム : ヤスパース哲学と教育
―― 新しい時代の教育の論理を問う]
提題 :教育が成立する論理
福井 一光(鎌倉女子大学教授)
昨今の教育改革の動向とヤスパース哲学
―― 国家の統治性格の現状に包越者存在論が示唆するもの ――
池田 全之(お茶の水女子大学准教授)
高等教育改革の論理と理性の公共性
増渕 幸男(上智大学教授)
全体報告
松丸 啓子(高千穂大学教授)
[研究発表要旨]
(1)無限の空間への定位
―― ヤスパースにおける哲学的世界定位の可能性と展開
――
山下 真(法政大学大学院)
(2)存在への一視覚
―― ハイゼンベルクにおける量子力学的世界像とヤスパース形而上学
――
大沢 啓徳(早稲田大学非常勤講師)
[追悼]
追悼 山下太郎先生
平野 明彦(日本大学教授)