第12号
巻頭言 根源(アルケー)と目標(テロス)
―― 新プラトン主義とヤスパース―協会 ――
河波 昌(東洋大学教授)
カントとヤスパースヤスパース ―― 「災禍」へのまなざし ――
清水 明美(明治大学非常勤講師)
ヤスパースにおける自由の問題
大沢 啓徳(早稲田大学大学院)
<第十七回大会公開講演要旨>ヤスパースの言語哲学とその可能性
小林 靖昌(元岐阜大学教授・大東文化大学講師)
[研究発表要旨]
(1) ヤスパースとポパーにおける批判と寛容
平野 明彦(日本大学非常勤講師)
(2)K.ヤスパースの[心の哲学] ―― 『精神病理学総論』再考 ――
松丸 啓子(高千穂商科大学助教授)
<第十八回創立五十周年記念大会>理事長挨拶
林田 新二(電気通信大学名誉教授)
実存思想協会理事長協賛の辞 記念大会に寄せて
――ヤスパース哲学のひろがり―誰でもの哲学として――
M田 恂子(関東学院大学教授)
ヤスパース協会略年表
林田 新二
〔シンポジウム要旨〕「ヤスパース哲学と現代―哲学のあり方を考える―」
(1)理性か、反理性か―ヤスパース哲学を再評価する 的場 哲朗(白鴎大学教授)
(2)現象学的哲学と実存哲学 佐藤 真理人(早稲田大学教授)
(3)形而上学の復権 高柳 央雄(広島大学教授)
〈総括〉50周年記念シンポジウムを顧みて
渡邊 二郎(東京大学名誉教授・放送大学名誉教授)
[研究発表要旨]
(1) ヤスパース形而上学における「遠くの神」と「近くの神」
大沢 啓徳(早稲田大学大学院)
(2) 悪をめぐって ―カントとヤスパース―
清水 明美(明治大学非常勤講師)