第13号
巻頭言 ヤスパースの哲学的精神と現代の状況
渡邊 二郎
カントにおける共通感覚とヤスパースにおける実存的交わり
布施 圭司(米子工業高等専門学校助教授)
ヤスパースの「形而上的な罪」 ―― ウェーバーとカントをめぐって ――
大石 桂子(筑波大学大学院)
ヤスパース藝術哲学におけるオルガノンの意義について
伊野 連(東洋大学大学院)
<第十九回大会公開講演要旨>
論理と体験と可能性 ―― ヤスパースの包括者論をめぐって ――
福井 一光(鎌倉女子大学教授)
[研究発表要旨]
(1) 哲学的信仰と暗号解読寛容 ―― 「ある」と「である」が違うこと ――
大森 隆夫(日本ヤスパース協会会員)
(2)実存と不安 ―― ヤスパースにおける実存心理学の試み ――
嶋田 毅寛(大正大学大学院)
(3)共通感と実存的交わり ―― カントとヤスパース ――
布施 圭司(米子工業高等専門学校助教授)
(4)ヤスパース哲学の教育哲学的可能性について
豊泉 清浩(浦和大学短期大学部教授)
<第十八回シンポジウム要旨>
「大学における哲学のあり方の理想と現実> ―― ヤスパース哲学に照らして
――」
(1)大学における哲学の理念 ――ヤスパースにおける教養体系としての包括者 ―― 河波 昌(東洋大学教授)
(2)近代の大学の理念と日本の大学の現状 中島 徹(国士舘大学教授)
[全体報告]
羽入 佐和子(お茶の水女子大学教授)
[研究発表要旨]
(1) 責任と実存的自由の諸相」―― ヤスパース『責罪論』を中心に ――
大石 桂子(筑波大学大学院)
〔第5回国際ヤスパース会議報告講演要旨〕
哲学的信仰と包括者思想との相関について
林田 新二(電気通信大学名誉教授)
〔第5回国際ヤスパース会議・第21回世界哲学会議シンポジウム*報告要旨〕
林田新二/
[エッセイ]
ヤスパース先生と私 ―― 終わりのない哲学 ――
澤田 繁雄(日本ヤスパース協会会員)
高等学校「倫理」教育の現場から
宮澤 眞二(都立清瀬高等学校教諭)
[追悼]
追悼 吉澤傳三郎先生
林田 新二
文武両道の達人嶋田四郎さんを偲ぶ
尾田 幸雄(お茶の水女子大学名誉教授)