第19号
巻頭言 原発事故によせて
―― ヤスパースの科学的認識論の立場から ――
増渕 幸男(協会理事)
[公募論文]
ヤスパースにおける「哲学的倫理学」の可能性
―― 遺構「倫理学とは何か」の検討を通じて ――
中山 剛史(玉川大学准教授)
<第二十八回「60周年記念」大会>
[シンポジウム : 自然・科学・人間、その相互のかかわりを問う]
提題 :自然・人間・超越、その相互のかかわりを問う
―― ヤスパース哲学における自然と人間 ――
吉村 文男(京都教育大学名誉教授)
サイエンティストと人間・社会の関わりについて
佐竹 正延(東北大学加齢医学研究所教授・医学博士)
全体報告
福井 一光(鎌倉女子大学教授)
[研究発表要旨]
(1)ヤスパース宗教哲学の端緒
藤田 俊輔(京都大学大学院)
(2)ヤスパース哲学と死の臨床
―― 臨床死生学の観点から ――
岩崎 大(東洋大学大学院)
[エッセイ]
ヤスパースのバーゼル移住
大沢 啓徳(早稲田大学非常勤講師)